サーバーの構成変更にともない、単純なファイル共有の部分をNASに引っ越しさせることになりました。今まで使っていたLS-WH1.0TGL/R1は売り切れになってしまっているので、後継機種と思われるLinkStationを購入する事にしました。使い方はこんな感じですね。

catalogprj

ファイルサイズはそれほど大きくはないので、500GBあれば十分だろうという事で、以前と同じセットを購入することにしました。こいつは現行機種なのでまだ販売しています。いつもどおりバックアップ用にUSB-HDDを組み合わせる事にして、セットで購入しました。

amazonは送料(無料)とか気にせずに在庫が有る分から送ってくるので、とりあえず届いたのはNASの方が先でした。

201009241819
LS-CH500L

後日USB-HDDの方がまた別送で送られてくるらしいです。amazon規模になると運送会社との契約で一つあたりの送料はかなり安いんでしょうね。

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2010/11/03
この組み合わせで使用していてバグに遭遇しましたので、現状、この組み合わせでバックアップ目的にUSB-HDDを使うニーズにはこの製品の組み合わせは見送ることをお薦めします。修正ファームウェアがまだ出ておりません。(1.34及び1.37でこの不具合を確認しています。自宅及び職場のLS-CH500Lで確認していますのでウチのLS-CH500Lだけの問題ではありません。)

ログを頼りに検証してみたところバックアップ機能を使ってUSB-HDDへ差分、増分、標準バックアップ全てで失敗するファイル(フォルダ)があることが分かりました。フォルダ名に半角大文字を使っていると、外付けHDDに半角大文字のフォルダを作ることが出来ずエラーとなってしまいます。(フォルダが存在する場合は問題ありません)ファイルシステムの問題か、小文字のフォルダ名に変更すると問題を回避することは出来ます。しかし根本解決にはなっていません。

これは、このNASがUNIX系のOSで動いていて、バックアップにrsyncを使っている為、フォルダ名が大文字と小文字では別フォルダと認識されるからです。Windowsでは大文字と小文字の違いはありません。Windows/Mac向けに作られた製品なのにフォルダの命名規則の違いを解決しておらず明らかに仕様のミスです。

問い合わせフォームより状況をメーカーに通知していますがいっこうに返事がありません。したがってNAS使用+USB-HDDでバックアップ用途には現状は不具合ありです。Buffaloというメーカーの対応がどうなのか引き続きレポートさせて頂きます。

このNASはGigaBitイーサ対応なのでネットワーク環境がGiga対応なら結構速い速度でのファイル共有が可能です。転送速度はカタログ上は38MB/sとなっています。ギガビットイーサの理論値は1000Mbpsですから1000M÷8bit=125MB/sより計算すると、理論値の1/4以上の速度は出るよということでしょうか。(理論値の半分出れば上出来って言うのが実情です)

どうやら主にデジタルハイビジョンテレビ(東芝レグザ)の録画機能をサポートしている点から、ターゲットがそっちにあると思われるのですが、普通にPCのネットワークに接続してNASとして使用する事も出来ます。Windowsファイルサーバとしての機能(samba)もあるので、単体での制限はもちろん、ActiveDirectoryに参加させたりして複雑なアクセス制限なども出来ます。

それと用途は限られると思いますが、BitTorrent機能も実装されているので、例えばLinuxのISOファイルなど大きなファイルのP2P共有ネットワークに参加させて貢献するなどの用途にも使えそうです。もちろんクライアント機能もありますので、BitTorrentダウンロード予約をすればダウンロードも可能です。パソコンよりも省電力なのでそういう使い方もありなのかな?(業務では使用しませんけどね)