Nexus7を新品で購入した直後は、ディスプレイがツルツルしていて、指先の滑りが良くて凄く使いやすかった。時間が経過するにつれてあのツルツル感が無くなってしまったのが残念で仕方ない。

そこでフッ素コーティングを試してみることにした。一般的にはiPhone等に使われているガラス(ゴリラガラス)じゃないと効果あまり無いと言われてるが、Nexus7を買った時のツルツル感はフッ素の効果だと思う。根拠はないけれど。お試し感覚でフッ素コーティングを試してみることにした。

購入したのはコレ。スマートフォン用なので液量は少ないが、欲張って無駄に量の多いものを買うよりも、比較的お手頃価格でお試ししてみるのがまず第一歩かなと思った次第。

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構造的には、コーティング用クロスが貼られた本体の中に、フッ素液が入ったスプレーが内蔵されている。プッシュすると液がクロスに吹きつけられて内側から染み出してくる構造。これを手早くディスプレイに塗っていくだけ。

まず塗る作業の前に準備作業として、ディスプレイ(タッチパネル)に付着した指の脂(皮脂)を除去しておくのが好ましいと思われる。個人的にはメガネ用のマイクロファイバークロスがお勧め。脂分をしっかり拭きとってくれる。そこいらのメガネ屋さんで気に入るのを探すとよろしいかと。

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さてフッ素液の塗布を実際やってみると、作業は実に手軽なのだが、フッ素液がまずディスプレイ上で弾かれる為、本当にまんべんなく塗れているのか?という疑問がよぎる。さらにこのフッ素液はどんどん乾いていくので手早く塗りこまなくてはならない。悠長にしてるとすぐに乾燥してしまうので、スプレーをプッシュしたら手早くディスプレイに塗るのがコツだ。

ディスプレイ全体に塗りこんだらしばらく放置しておく。ちょっと粉ふいている所とか出てるが気にしない。

私は寝る前に塗布して一晩放置している感じだ。翌日やはりメガネ拭き(シリコン系クロス)で余分なコーティング液が乾燥した粉を拭き取る。乾拭きする感覚だ。

さて肝心のツルツル感は戻ってきているか?

残念ながら、新品時の様なツルツル滑りすぎる位の感覚は戻ってこない。しかし確実に言えるのは、指先の皮脂がディスプレイに付着しなくなっている。ハーっと息を吹きかけてメガネ拭きでシュシュシュと軽く拭き取るとすぐにツヤツヤのディスプレイに戻る。指先の滑りも新品時には程遠いがかなり回復している。

この感じで使っては拭いてを繰り返していると、不思議な事に指先の滑りが良くなってくる。これは推測だが、余分なフッ素コーティング液が乾燥したものが、使って拭いての繰り返しによって除去されてツルツル感が良い感じに仕上るのではないかと思われる。つまりフッ素コーティング直後はベストの状態では無いと言える。乾拭きでディスプレイ面を綺麗にするのが要点なのだろう。コーティング後に使っていると、「来た!」というのが分かる。

2週間に1回位この作業をすると、少なくとも何もしないよりは快適に使用出来ることが分かった。しつこい様だが新品時のツルツル感は望めない。しかしディスプレイへの皮脂の付着は間違いなく減るから指先が引っかかる感じは軽減されるし、付着した皮脂もすぐに拭き取れる(この目的にはマイクロファイバータイプの方が良いかも知れない)。

個人的には多少なりともベターな状態で使用出来る方が嬉しいので、フッ素コーティングは成功ではないかと思っている。指先の滑りも多少良くなっているからだ。皮脂がびっしり付着して滑りが悪いと指先が痛くなるのだ。

ASUSから公式にNexus7のディスプレイコーティング用のケミカル剤が発売されたら絶対に購入したいなと思っている。今はこれでそこそこ満足できてる感じかな。次購入する時はもうちょっと液量が多いものを購入しようと思う。スマートフォン用は液量が少なくてコスパ的に良くないからね。