Androidデバイスを使ってみなきゃ時代に遅れるなと思って(w、スマートフォンを使い始めたのももう2年位上前になるのかな?私が選んだのは当時無料機種変更とかでばら撒かれたDoCoMoのOptimus L-04C(LG)ですが、コイツを使って色々テストしたりしたお陰で、そこそこAndroidデバイスというものを使い慣れる事ができて、現在はNexu7と使い分けをしています。

docomo-optimus-04c

先日、L-04Cをファクトリーリセット以上のユーザー領域削除まで行なってまっさらの状態にしてセットアップしなおしました。そして現在は必要最低限のアプリしかインストールしていません。

モッサリ動作だったのが、実に快適に動くように回復しましたし、自分なりの使いやすいカスタマイズもほぼ確立しているのでまだまだ戦えるって感じです(w

さて、そんなL-04Cですが、現在はL-09CというWi-FiルーターにIIJmioのミニマムスタートプラン(200Kbps)を組み合わせて使っており、出先にノートPCやNexus7(Wi-Fi仕様)を持っていった時に使っています。そもそもは128Kbpsだったのが200Kbpsに増速されたので嬉しい限りです。(しかも実際はもっと速度出てると思います)

最初は日本通信(B-Mobile)のイオンSIMを使っていましたが、あまりにも使い物にならないので解約してIIJmioにしました。IIJmioは945円/月という格安ですが、メールのチェックやEvernoteの同期なんかには充分使える速度が出るので私には合っています。

ちなみにB-MobileのイオンSIMが1年以上、IIJmioとももう1年以上の付き合いになります。いずれもDoCoMoのMVNOですね。通話は普通の携帯電話があるからスマートフォンではデータ通信のみで良いのです。

ここへ来てそんなデータ通信限定の低価格MVNOが脚光を浴びてきています。MVNOって言えばDoCoMoというイメージでしたが、Softbankやauの網を使えるMVNOも出てくる様です。私はL-04CとL-09Cを使っているのでDoCoMoのMVNOになりますけどね。

しかしやみくもにMVNO契約数が増えて、そういう端末がちまたに溢れかえると、例えばFOMAの電波が飛び交いまくって、通信のロスが電波の部分で生じやすくなります。なぜかというと電波は割り当てられている周波数帯によって使用出来るチャンネル数に限りがあるからです。つまり同時に通信出来る端末数が限られます。

ましてや帯域制限をかけたMVNOの端末が増えると、通信が遅いので電波の使用も長時間になってしまいます。帯域制限をかけるにはネットワーク部分なら良いのですが、電波伝搬の部分ではとっとと終わらせてしまうのが電波の有効利用になります。これをちんたらやってると、待ち行列が増えて正式なDoCoMoユーザーがとばっちりを食らうという事も有り得ます。

IIJmioは、ミニマムスタートプランを200Kbpsに制限していると公表していますが、計測すると速い時で700Kbps位出ることも多々あるので、おそらく帯域制限のコントロールを行なっていると私は見ています。つまり混雑している時は帯域制限を緩くして通信を早く終わらせて空きチャンネルを確保するという方法ですね。

実際、そういう仕組をDoCoMoがMVNOに提供しているかどうかは分かりませんが、IIJmioに関しては上手にやってるんじゃないかな?と感じる次第です。だけどこれ以上闇雲に増やすとどうしようもなくなると思いますね。

最近ではMVNOも色々とバリエーションがある様で、一定データ量までは帯域制限ナシで使えるが、データ量が一定量を越えた所から帯域制限がかかる仕組みになっているものもある様です。しかし50MB/日とか30MB/日なんてちょっとまとめて通信を行ったら一発で上限に張り付くので、制限された時の速度を充分に考慮した方が良いですね。

ちなみに128Kbpsでも050Plusが使用出来るという情報がありますので、音声通話レベルでは帯域制限がかかっても大丈夫っぽいです。データ圧縮技術がかなり進んでいる証拠ですね。一昔前では考えられないです。

業界も、MVNOが売れるからと、闇雲に契約数を増やさず、きちんとした速度を提供てそれに見合う対価を支払って貰えるような良いサービスを提供して欲しいものですね。でないとMVNOという仕組み自体が成り立たなくなります。電波の利用は有限の公共資源です。