MpZoprnGFdcwDAt-556x313-noPadAdobeがFireworksの開発を終了させるというアナウンスがありましたが、やはりFireworksユーザーにしてみると耐え難いものがありますね。私も旧バージョンですが画像処理にはFireworksを愛用しています。とにかく使いやすいから仕方ない。

Adobeに対して、「Fireworksをオープンソースとして開放せよ!」てな感じの活動が始まったようです。私は英語よくわかんねーので、ニュアンス的に違っているかも知れませんが、OSS化を嘆願するって活動で間違ってはいない様です。

Petition | Adobe.com: Release Adobe Fireworks to Open Source | Change.org

とりあえずダメ元で署名活動に参加して来ました。氏名と郵便番号とメールアドレス、あと理由というかコメント(任意)ですね。

FireworksはMacromediaが作った優れたアプリケーションの一つです。Freehandもそうでしたし、Flashも元々はMacromediaの製品(技術)でした。Dreamweaverはまだ大丈夫なのかな?

とにかく、この世から優れたツールの流れが無くなってしまうのは惜しいものです。相手がAdobeなので希望は薄いですが(ライバルは根絶やしにする風潮があるので)、嘆願数が集まって何かしらの形でFirewoksが残るならそれは非常に喜ばしいことです。

元々、AdobeとMacromediaは競合する製品を生み出しているメーカーでしたから、製品がかち合うことは仕方のないことでした。それを承知の上でAdobeはMacromediaを買収した訳ですから、その時点で旧Macromedia製品を根絶やしにされてても、まぁ文句は言えなかった訳です。

しかし、旧Macromediaの製品はAdobeの製品よりも優れているものが多かった。実際のところデザイナー御用達と言われるAdobe製品ですが、そのデザイナー(プロ)が、Macromedia製品を支持している事も実は多かったのです。結構政治的かつイメージ的な戦略で、Adobeが先行していたのが、Macromediaが負けた原因だと思います。そして良いものが必ずしも残るとは限らないという事をここでも痛感したのを思い出します。

もはや、AdobeにとってFireworksはメリットのない製品ラインになったのでしょう。キッパリと切って捨てる行動に出て来ました。しかし私を含めてFireworksに慣れて愛用し続けて来た者にはこれは受け入れがたい現実です。なんとか抵抗してみたいと思っても当然でしょう。

Fireworksを支持する人が減った?としても、Adobeが競合製品ラインをみすみす野に放つ事はまず考えられません。そういう会社だと私は思っています。つまり嘆願が受け入れられることはまず無いでしょう。

しかし、万一、何かしらの方法で新しい方法でFireworksが生き残る方法があるなら、それは期待してみたいと思います。OSSではなく、どこかが買取るという事も可能性としてはありえます。

もし募金によって資金を得てソースコードと権利を買い取るという活動が起これば微力ながら協賛しようと思います。私はデザイナーでは無いし、Fireworksで直接お金を生み出す事もありません。しかし間接的にFireworksを使った成果を資料作成時に使ってることは多々あります。だからFireworksを支持し続けたい。「Fireworks」という商標が使えなくなったとしても、このUIを含めた流れはなんとか残して欲しいものです。