WADAXサーバーに設置のWordPress(ブログ)システムのバージョンが古くなっていて、そろそろいいかげんにバージョンアップしなくてはならないという話になった。2.9.1だったが現在は3.0がリリースされてから結構日数が経っている。
WordPressは良くできていて、管理画面にログインするとバージョン情報を比較して新しいバージョンがリリースされているとバージョンアップを促すメッセージが見やすい部分に表示される。通常だとバージョンアップのリンクをクリックすると、FTPアカウント情報を入力するページに移行し、そこに適切なアカウント情報を入力するとWordPressのプログラムが最新版をダウンロードし、圧縮を解凍して、サーバーにFTPを使って展開(配置)してくれる。最後にデータベース構造の変更(アップデート)まで自動でやってくれて、実に快適な仕組みである。
しかし、WADAXの共用サーバーではこれが素直に出来ない。まずFTPのログインが上手く出来ず失敗に終わる。これはサーバーアドレスをデフォルト「localhost」となっているところを、適切なサーバーアドレスに変更する必要があるのだが、もう一つひねりが必要なのだ。サーバー名ではなく、IPアドレスで指定してやらなくてはならないのだ。
WADAXから知らされているサーバーの情報より、FTPアカウント情報の部分に着目してほしい。サーバー名が例えば「sv59.wadax.ne.jp」だったとしたら、本来はWordPressのサーバーアドレス部分にこのアドレスを指定すればOKなハズだが、共用サーバーの仕組みによって名前解決に失敗するらしく、WordPressのプログラムがFTPサーバーへのログインに失敗する。そこで下記のようにしてIPアドレスを調査し、IPアドレスで指定すると成功する。面倒だがちょっとしたノウハウなので覚えて慣れるしかないだろう。Windowsの場合はコマンドプロンプトを使うのが簡単だ。
Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.
C:\>nslookup
Default Server: dns1.sasapurin.com
Address: 192.168.1.1
> sv59.wadax.ne.jp
Server: dns1.sasapurin.com
Address: 192.168.1.1
Non-authoritative answer:
Name: sv59.wadax.ne.jp
Address: 211.133.134.109
>
WADAXのサーバー「sv59.wadax.ne.jp」のIPアドレスは「211.133.134.109」だという事が分かった。このIPアドレスをWordPressに指定すれば良い。
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